私のストーリー

My Story - 1杯のコーヒーが、ケニアの子供たちの未来を創る -

初めまして、Sakura Coffee代表の森 咲良です。このブランドは、20歳のひとりの大学生が単身でアフリカ・ケニアへ渡ったことから始まりました。

ただ美味しいコーヒーを届けるためだけではありません。この一杯には、遠く離れたケニアの子供たちの笑顔と、彼らの未来を切り拓く「教育」への強い想いが込められています。

始まりは、現地で目の当たりにした「リアル」 去年私は日本で、主にアフリカの社会課題や教育格差について知り、「困っている人たちをサポートしたい」と強く思うようになりました。しかし、ニュースやYouTube、本で学ぶ情報だけではどうしても実感を持てず、間違った支援をしたくないという思いがありました。「自分の目で見て、肌で感じたい。現地に行かなければ分からないことが必ずあるはずだ」という思いから、バイト代を貯め、すべて自分ひとりで計画を立ててケニアへ渡航しました。

そこで出会ったのが、現地にある「Taru Grace Academy(タルグレイスアカデミー)」という学校の子供たち、そして彼らのために人生を捧げているキャロライン校長でした。

子供たちの目はキラキラと輝き、学ぶことへの喜びに溢れていました。しかしその裏で、学校の設備は圧倒的に不足し、資金難で日々の運営さえもギリギリの厳しい状態にあるという「リアルな現状」を目の当たりにしたのです。 当時の自分は英語もろくに話せず、スキルもお金も影響力もありませんでした。目の前の現実と、自分の「助けたい」という思いのギャップに本当に悔しく感じたことを、今でも鮮明に覚えています。

「今の自分に、この子たちのためにできることはないか」 そう考えた私は、現地にいたその日からすぐに行動を起こしました。今の自分にできる唯一のことは「ケニアのリアルをありのままに伝えること」だと信じ、毎日SNSや動画を通して現地の状況を発信し続け、クラウドファンディングに挑戦したのです。 結果として、多くの方から温かいご支援をいただき、目標を超える約40万円の資金を集めることができました。その資金をもとに、現地の学校の教室を2倍の規模に拡大することができたのです。 完成した4つの教室で喜ぶ子供たちの姿を見たとき、言葉にできないほどの感動と、「行動すれば必ず形になる」という確信を得ました。

「寄付」の限界と、ビジネスへの転換 しかし、教室が完成して安心したのも束の間、すぐに大きな壁にぶつかりました。「箱(教室)を作って終わりではない。先生のお給料や、日々の学校運営資金はずっと必要なんだ」という事実です。

クラウドファンディングのような一時的な寄付だけでは、長期的な学校の運営を支えることはできません。「一時的な施し」ではなく、彼らが自立して学校を運営し続けられる「持続可能な仕組み」を作らなければ、本当の意味での支援にはならないと痛感しました。

そこで辿り着いた答えが、「ソーシャルビジネス」としての起業です。 ケニアが世界に誇る特産品である「コーヒー」。その中でも最高等級である「Kenya AA」の素晴らしい豆を適正な価格で買い付け(フェアトレード)、日本のお客様へお届けする。そして、その利益の一部を継続的に学校の運営資金として届ける。 このサイクルを回すことこそが、私が見つけた「持続可能なエール」の形です。

苦難を越えて、一歩ずつ前へ もちろん、学生起業の道のりは決して平坦なものではありません。 大学の学業と並行しながら、毎日休みなく働き詰める日々。時にはリスクの大きさに直面し、プロジェクトを一度は立ち止まって辞めようかと思い悩んだこともありました。現地の予期せぬハプニングで出費がかさみ、学生の貯金が底をつき、悔し涙を流した夜もあります。

それでも、リスクを極力減らしたスモールスタートの形に戦略を練り直し、絶対に歩みを止めませんでした。なぜなら、私の背中にはあのケニアの子供たちの笑顔と、私を信じて応援してくれる方々の想いがあったからです。

最高のコーヒー体験と、その先にあるビジョン Sakura Coffeeが提供するのは、世界屈指のコーヒー名産地であるケニア・ニエリ地方で育った最高品質の「Kenya AA」です。袋を開けた瞬間の華やかな香り、ひとくちで心を奪われるフルーティーで澄んだ味わいは、一度飲めば忘れられない極上の体験をお約束します。

私は今年の8月から、ソーシャルビジネスの先進国であるオーストラリアの大学へ留学します。そこでグローバルなビジネススキルと英語力をさらに磨き、Sakura Coffeeの活動を広げていく覚悟です。

将来的には、このブランドを大きく成長させ、ケニアだけでなく世界中の教育格差をなくす一助となりたい。そして、ここまで私を精神的にも経済的にも支え続けてくれている両親に、恩返しがしたいと心から思っています。

あなたが毎日楽しむその一杯が、ただの「美味しいコーヒー」から、「世界を少しだけ優しくするコーヒー」に変わります。 ぜひ、この美味しい連鎖の輪に加わっていただけませんか? Sakura Coffeeを通して、あなたと共にケニアの子供たちの未来を創っていけることを、心より楽しみにしています。

Sakura Coffee 代表 森 咲良